Java World Day 2004

Java World Day 2004 を聴講するために、溜池山王全日空ホテルに行った。当初は終日聴講の予定だったのだが、仕事の都合がつかず、結局一番の目的である檜山さんのセッションだけの参加となった。今回は「正しいプログラムを書くには 〜JUnitを超えて〜」というタイトルでソフトウェア検証論の観点からプログラム仕様の形式的な記述について論じておられた。JavaWorld での檜山さんの連載「XMLボキャブラリの理論と実践」は JavaWorld の中では非常に異色の連載だが、僕としては大変興味深く読んでいる。今回の講演も直接は Java と関係ないのだけれど、よかったと思う。ちなみにこちらがフォローページのようだ。ちなみに檜山さんご本人は他の講演者とテキストの雰囲気がまったく異なることをしきりに気にしておられたけれど、僕としてはこちらの方がありがたかった。

ところで、なぜ僕が今回このセッションのために Java World Day に参加したかといえば、以前からこのページのエッセイの連載を楽しく読んでいたからである。「正しいプログラムを書くには」というタイトルを見て、仕様の話かなーと漠然と考えていたので、当日テキストを見たときはおもわずガッツポーズをしてしまった。

ちなみに このスライドのときに、会場に対して「実装を何分で書けますか?」というアンケートがあったのだが、そのとき僕は手を挙げなかった(書けないという意味)。で、何で書けないの? といわれたときに「仕様がないからだよー」といいたかったのだが、そういうチャンスはなかった。残念。

ただ、一つ不安なのが、今回のこのセッションが一般の人々にどう受け取られたかである。実際会場から出て溜池山王の駅に行くときにも、前のほうを歩いている人たちの間で「よくわからんかった」というような会話を聞いたので、これのせいで Java World の連載が終わったら悲しいなあ、とちょっと考えていた。

しかし、その後 blog などをチェックしていると、結構好評そうでもある。(もしあるなら)次回も檜山さんのセッションがあるとうれしい。

ところで、Java World Day は、無料のドリンクが JAVA TEA だったのが洒落てて良かったですね。