Web Service Protocol Workshops

あっというまに1月以上経ってしまった。 この日記にも少いながらも定期読者の方がついてくださっているようなので非常に申し訳ない。

ちなみに僕は blog って言葉がそんなに好きではない。 好きではないだけで実際は使うのだけれど。 なぜ嫌いかは、こう書いてみるといいかもしれない「ぶろぐ」「ぶログ」「ぶlog」。

閑話休題4月21日の日記の続きである。

MSDNWeb Services Protocol Workshops Process Overview という文書が公開されていた。著者の Jorgen Thelin 氏のブログから辿ることができる。氏は XML Web Service Standards の Program Manager だそうだ。

概要: Web サービスプロトコルワークショップは Web サービスコニュニティ全体が Web サービス仕様の確認と洗練のプロセスに関われるようにします。 ワークショッププロセスは産業界の関係する団体とともに、よく設計された仕 様を提供することを促進し Web サービス仕様の相互運用性を立証します。 このプロセスはソフトウェア開発のプロセスに似ているかもしれません。 また、これは Web サービス仕様書を発行するタスクにソフトウェア工学コミュニティーからのベストプラクティスを適用する慎重な計画です。

一読してわかるのは、実用性が重要視されているということである。 使えない・使われない仕様は作ってもしかたがない。 これは誰しも納得するところだろう。 ではそのような仕様を素早く短期間に作るにはどうするのか。 一つの回答はマイクロソフトのワークショップ形式である。 しかし、それはワークショップ外の同意が完全に得られない。 同意を得ようとすると時間がかかる。 これは永遠に続くジレンマだとしかいいようがない。

ちなみに、素早い仕様策定の例としては XML 1.0 と RELAX/RELAX NG が挙げ られる。両者とも、小数のエキスパートグループで仕様策定が行われた結果 使いやすい実用的な仕様が生れた良い例だと思う。

これはリンクだけにしておくが、MSDN にはこういうページもある。
http://msdn.microsoft.com/webservices/understanding/specs/wslicensing.aspx